ジャペルが設立されたのは、今から約50年前の1970年。ペットフードという存在が一般的でなかった時代のことです。
当時輸入食品問屋の一会社員として働いていたジャペル創業者である柘植邦弘は、仕事柄アメリカ人の生活やライフスタイルを知る機会が多々ありました。そんな柘植が、アメリカ人の生活を見てもっとも印象的だったこと・・・実は、それこそが他ならぬ「ペット」の存在だったのです。
まだ日本では犬は番犬・猫はネズミ捕りとしての側面が強かった時代、自分の家族のようにペットと暮らすアメリカ人を見て、柘植は、いずれ来るであろう『ペット時代』を予見しました。そして独立し、自らの手で、ペット関連用品を専門に取り扱う会社を設立したのです。
その時代を読み取る先見性と行動力は、まさにベンチャー企業の先駆けと言っても良いでしょう。
そうして設立されたジャペルも、今や売上1700億円を超えています。ペット関連商品の卸売企業では、国内トップの規模まで大きくなりました。
しかしながら、ペット業界有数の企業となった現在でも、未来に向かって挑戦し続けるベンチャー精神は、脈々と社内に引き継がれています。
不況と言われる時代においても、私たちがビジネスを展開するペット業界は安定と成長を続けてきました。
ペット業界を取り巻く、少子高齢化、単身世帯の増加、またストレス社会の中で "心の豊かさや癒し" を求めるといった生活者のライフスタイルの変化は、現代の日本にとって景気の波以上に大きなキーワードと言われています。
たとえば高齢化の進行に伴い、中高年の方が家族の一員としてペットを飼うケースが増えていますが、ペットは家族の一員ですから、たとえ不景気になったとしても自分たちと同じように日々の生活における一定の支出はあります。(例えば不景気だから食事の回数が減るなんてことはありませんよね。)
よく食品業界は、景気に左右されない安定した業界と言われますが、同じ要素はペット業界にも当てはまるのです。加えて、“心の癒し”といったこれからの時代にも対応する分野として注目を集めるペット業界。将来性豊かなビジネスフィールドとして大きな可能性を秘めています。
安定分野と言われるペット業界において、パイオニア企業として業界トップクラスの売上規模を誇るまでになったジャペルですが、私たちは現在の地位に決して満足しているわけではありません。これからも豊富なノウハウと、枠にとらわれない柔軟な発想を活用し、ペット文化の発展に貢献する企業としてますます邁進していきたいと思います。
全国に営業網を持つ強みを最大限活用し、いち早く売れ筋商品のニーズやトレンドをデータ化し、マーケティングできるシステムを確立。営業研修を実施し、クライアント様に対してより質の高い提案を行うと同時に、社内システムの整備によって営業メンバーが企画・提案した内容をいつでも共有できる仕組みを整え、よりタイムリーな情報提供や企画・提案を行っています。
安定した基盤を保ちながらも、現状に満足することなく、成長を続けるジャペル。その成長を支える大切なキーワードこそが、「チャレンジ精神」です。実際、このキーワードこそがジャペル独自の社風を生み出し、そしてまたその社風に惹かれ、多くの人々が当社へ入社しています。
例えば、ジャペルには“失敗して覚えろ”、という考え方があります。もちろんこれは、決して失敗を推奨している訳ではなく、失敗を恐れるあまり未知の仕事へのチャレンジを止めるくらいなら、意欲を持ってどんどん新しいことへ挑戦しなさいという意味。
もうひとつ、ジャペルの仲間が大切にしていることが「みんなでやろまい」の精神です。ジャペル主催のイベントや、お客様の改装のお手伝いなど、なんでも“みんなでやろまい”の気持ちで助け合って、自分たちの手でつくりあげる。それがジャペル流です。社内の風通しもよく、社員同士も気さくなので、思ったことをどんどん発言し、前に向かっていく事が可能です。
そして、意欲的に仕事にチャレンジしていき結果を残していけば、若手にも責任のある仕事を任されていきます。意欲的に頑張る社員をバックアップし、尊重していくのがジャペルという会社。そしてその社風こそが、ジャペルを業界のリーディングカンパニーにまで押し上げた原動力となっているのです。