先輩社員紹介

INTERVIEW02

意外な仕事から感じ取っていく
『みんなでやろまい』なジャペルの風土。

小野寺 武志 名古屋支店 営業一課/2019年入社

大学でペットフードの成分も学んでいた関係から、就活はペット用品メーカーに軒並み応募。ある時、各社メーカーのペット用品を一手に扱う卸商社がジャペルであると知り、すぐに入社を決めた。商品部が第1希望だったが配属先は第2希望の営業部に。仕事をしてみると大学で学んだ生態知識がお得意先様に重宝されることも多く、広く深くペットを知っていく現在に充実感を感じている。

ホームセンターを担当する上での覚悟は「商品数の膨大さ」と「売り場の広さ」。

小売店様に対する営業のなかでも、私は大手ホームセンター様を担当しています。基本的な営業の流れやメーカーさんとのお付き合いはスーパーやドラッグストアのお得意先とそう変わりませんが、覚悟すべきは「商品数の膨大さ」と「売り場の広さ」です。

ご存知の通り、ホームセンターでは犬や猫だけに限らず、様々な種類の観賞魚(海水魚・淡水魚)やハムスター・ウサギに代表される小動物、インコやオウムの鳥類、ハチュウ類や両生類などもバラエティ豊かに取り扱っています。これらのジャンルに応じてペットフードやペット用品が倍になって必要となるため、把握すべき商品アイテムは数えきれないほどあります。売り場が広いほど仕事量も増えますが、広いからこそ自分のやってみたい企画が通りやすい“自由さ”にも直結しています。

例えば、2023年は卯年ということもあり、担当するホームセンター様の各店舗・計16店合同の『ウサギフェア』を企画し、すぐに実現することになりました。同じホームセンターであっても、店舗によって売り場面積が違っていたり、ウサギを沢山飼っているかどうかの地域性もあるため、店舗ごとに並べる商品アイテムや数量、設置場所をしっかり考えます。これまでになかった企画を実現し、消費者様とペットの新しい出会い、新しい商流をダイナミックに生み出していけることもホームセンター担当の魅力の一つだと思います。

小売店様店舗の「商品入れ替え作業」もジャペル社員がやるのですか!?

入社して驚いたのは「これも自分たちでやるの!?」という意外な仕事も多いことです。
あまりご存知ないと思いますが、どの小売店様でも定期的な商品入れ替えを春・秋に行なっており、その入れ替え作業はお得意先様ではなく、ペット用品で言えばジャペルが中心になって作業します。

小物商品も多いですが、ペットゲージなどの大きな商品や重量10kg以上の大型フードもあり、結構な運動量です。ホームセンター様では商品棚が80〜100本ほどあるため、期間としては1週間かけて、ジャペルの新入社員も勉強をかねて作業を手伝います。

面白いのはジャペルの社員のみならず、各社メーカーの担当者たちも一緒になって作業する文化でしょうか。側から見ればライバルと言えるメーカー同士ですが、意外に仲睦まじくお互いの商品について情報交換をしたりします。新入社員も「これって何のための商品ですか?」と聞くと、メーカーさんが丁寧に教えてくれるのです。お得意先様、ジャペル社員、メーカーさんが一緒になってひとつの作業をする文化が、ジャペルでいう『みんなでやろまい』の社風となっているのです。

意外な仕事は他にもあって、昨年はペット用クリスマスケーキ(ジャペルブランド)を拡販するための“売り子”も、私と新入社員の2人で行いました。サンタの服装は恥ずかしかったですが、「ワンちゃんと飼い主が一緒に食べられるケーキもあるのねぇ」という消費者さんの声や反響が勉強になるので、たまにはいいですね。

人生のライフワークとして楽しめるのもペットを扱う仕事ならでは。

仕事のやりがいとしては、やはり私も小さい頃からの動物好きなので、あらゆるペットの専門知識が働きながら身に付いていくことです。
ホームセンターのバイヤー様ともなると、ペットの知識にかけてはまさにプロフェッショナル。犬・猫の生態知識には私もそれなりに自信を持っていましたが、入社したての頃は観賞魚やハチュウ類の育て方やフードについて、お得意先様に教えていただくシーンが数多くありました。

一方でメーカーさんとのお付き合いも楽しいです。以前、ハチュウ類系のメーカー担当者さんに、「今度、ヒョウモントカゲモドキを飼ってみようと思うんです」とプライベートな話をすると、「ぜひ当社の商品を使ってみてくださいよ」と飼育セットをプレゼントしてくださいました。もちろん、メーカー担当者さんなりのビジネスの思惑があるのですが、役得ですね。

私は一人暮らし中ですが、自宅では他にもメインクーンを飼っています。飼い主目線になると「こんな商品はないのかな」「こういうモノがあると便利なのに」という気づきが生まれ、そんな疑問やニーズをすぐにメーカーさんに共有し、専門家としての提案や意見をいただけるのも面白さのひとつです。こんな風にビジネスと私生活が一体となっているのもペットを扱う仕事ならではと感じており、私の人生のライフワークとして楽しめていることが大きなやりがいとなっています。

ある1日の流れ

9:00 出社
出社後まずはお得意先様やメーカーさんから届いたメールをチェック。商品手配や見積依頼があれば、早急に対応します。

10:00 社内ミーティング
ホームセンターのお得意先様の場合は担当範囲が広いため、ジャペルでは2人1組の営業体制で対応しています。今日も上司とミーティングを行い、お互いの情報共有と作業タスクの分担を決めていきます。

11:00 訪問準備
午後のお得意先様回りに備え、営業資料や商品サンプルを準備。また、他のお得意先様店舗やメーカーさんに連絡をして、翌週以降の商談アポイントを取り付けます。

12:00 ランチ
同期入社の同僚とランチ。大学の専門が動物看護だったこともあり、学生時代の友人もジャペルに入社してました。世間は狭い。

13:00 お得意先様回り(1〜2店目)
担当するホームセンター様の店舗を回りながら、各商品棚の様子をチェック。何が売れて何が売れていないのか、市場データを収集します。

15:00 お得意先様回り(3〜4店目)
また別の店舗に移動して、ペットコーナーの担当者と情報交換。在庫切れを起こすほどの人気商品があれば、メーカーさんに電話して在庫確保を依頼します。

18:00 退社
会社に戻ったら、翌日準備と営業日報の記入をして帰ります。翌日休みなら同期と晩飯に行って、遅くまでビリヤードやダーツで遊ぶ日も。